2025.09.01
秋の訪れを旬の味覚で楽しんで
目に鮮やか、翡翠色に輝く「ぎんなん」
やさしい甘みと香りを楽しむ「いちじく」
駿河湾が育む秋の恵み「カマス」と「倉澤鯵(くらさわあじ)」
素揚げで香ばしく、茶碗蒸しでは存在感を放つ「ぎんなん」は、主役にも名脇役にもなる秋の味覚です。静岡市清水区産は全国に先駆けて出荷されています。清水区から出荷されるぎんなんは真空パックで鮮度が長持ち。殻を割れば、翡翠色に輝く美しい実が顔をのぞかせます。
電子レンジで手軽に調理できるのも魅力のひとつ。まだ試したことがない方も、秋ならではの風味をぜひ味わってみてください。
ほのかな甘みと香り高さが魅力の「いちじく」は、昔から“不老長寿の果物”とも呼ばれてきました。夏から秋にかけて長く楽しめますが、最盛期は8~9月。スーパーや直売所には、熟した実が並びます。
食物繊維やカリウム、ポリフェノールを多く含み、体を整える栄養も豊富。生でそのままはもちろん、凍らせたり、コンポートにしてやさしい甘みを楽しむのもおすすめです。
市内でも漁獲量が多い“しずまえ鮮魚”のひとつ「カマス」。細長い魚体が特徴で、塩焼きや干物が人気です。旬は春と秋がありますが、秋に獲れるカマスは特に脂が乗って格別です。
そして、由比・西倉澤地区でしか獲れない幻の鯵「倉澤鯵(くらさわあじ)」もこの時期まで。回遊せずに西倉澤沖に根付くことで、脂をたっぷり蓄えて旨味豊かに育ちます。
秋ならではのしずまえ鮮魚を、ぜひ味わってみてください。