2025.06.05

初夏に訪れる旬の味わいに歴史あり
明治から続く上品な味わい「長田の桃」
甦る江戸時代の逸品「折戸なす」
百年以上の歴史 日本一の水揚げ量「桜えび」

全国で最も早く出荷が始まる「長田の桃」、明治30年頃にはすでに栽培が始まっていたという記録があります。旬が短く希少な長田の桃は、市内のレストランやケーキ屋で季節限定メニューに使われるなど、人気の高い果実のひとつです。果汁たっぷりの爽やかな味わいをぜひご堪能ください。

 

「一富士、二鷹、三茄子」――家康公に献上されたと伝わる「折戸なす」は、長らく栽培が途絶えていましたが、地元農家の手によって平成の時代に復活。現在ではブランド食材として注目を集めています。コクのある濃厚な味わいの折戸なすで、天下泰平の江戸時代の気分を味わってみてはいかがでしょうか。

 

桜えびの水揚げ量日本一を誇る由比漁港。その歴史は100年以上におよびます。今期の春漁は4月から6月上旬まで行われ、この期間中は漁があった翌朝には生桜えびを味わえることもあります。もちろん、定番の桜えびのかき揚げは何度食べても絶品。鮮やかなピンク色が目を引く今が旬の逸品、由比で桜えびをたっぷり堪能してみませんか。