濃厚な甘み、コクと香りの一品 「せとか」の画像

 この時期、スーパー等の果物コーナーでは色々な種類の柑橘類が並んでいます。
 静岡市内ではほぼ1年中、色々な種類の柑橘類が生産されていますが、今回は“柑橘の大トロ”と表現されることもある「せとか」を紹介します。
 「せとか」は「清見」と「アンコール」を掛け合わせたものに、「マーコット」を交配した品種で、高糖度で濃厚な風味と良好な香り、果肉が柔らかく、ほろが薄く食べやすいのが特徴です。

 葵区しづはた地区の「せとか」を栽培しているハウスでは、収穫間近の大きな「せとか」がたくさん実っていました。
 農家さんにご苦労されている点などを伺うと、果実を病害虫から守り、果皮の色つやをよくするため、写真のように黒い袋を一つ一つ被せること、木に生える棘(とげ)を一つ一つとること、また、「良いものを作るために日々勉強しているよ。」と教えてくれました。

 「せとか」は、果皮がなめらかで張りがあるもの、手に持った時に重みが感じられるものを選ぶと良いそうです。皮を手でむき、香りを楽しみながら、口いっぱいに広がる果汁を味わってください。

 「せとか」はJA静岡市柑橘共同選果場(TEL:054-247-7210)または市内一部スーパーで3月中旬頃まで購入できます。

 なお、明日、2月16日(土)に行われる「静岡みかんフェスタ」で「せとか」、「不知火」、「はるみ」の試食販売が予定されています。ぜひお立ち寄りください。 詳細はこちら