4月に咲いた桃の花もすでに散り、5月中旬になると長田地区では桃の摘果作業が行われます。
梅のようにも見えますが、こちらが桃の幼果です。
花が咲いたところのほとんどに実がなるため、このようにたくさんの実がなります。
枝の上側に実がなると成長したときに枝がねじれたり、実が落ちてしまうため、花の段階ですでに間引きをしてあるそうです。
取材した農家さんは、全体のバランスを考えながら大体30cmの枝に1つの実がなるように「摘果(てきか)」と呼ばれる間引きの作業を行っているそうです。
摘果を行うことで、1つ1つの実に栄養が行きわたり、甘い桃になります。
摘果した実を切ってみると、このようになっています。まだ固くて小さい実ですがほんのりと桃の香りがします。
(写真は昨年度)摘果が終わると茶色や白色の袋を掛け、実を病気や虫などから守る「袋掛け」が行われます。 (写真は昨年度)
「袋掛け」を行い実が大きくなってくると、マルチと呼ばれるシートを敷き太陽光を反射させることで桃の色づきが良くなります。
(写真は昨年度)
このように、長い時間と手間をかけてやっと収穫になります。
農家の方によると露地栽培の桃は6月上旬からの出荷の予定とのことです。
甘くみずみずしい桃がお店に並ぶのが待ち遠しいですね!