今回は、清水区興津のぎんなん農家を取材させていただきました。
9月から出荷の始まる早生品種「金兵衛」の収穫、加工、梱包が行われていました。
ぎんなんは、まず木になっている果実を収穫し果肉部分を全て取り除きます。果肉を取り除くと、ぎんなんと聞いてイメージできる白い種の状態となります。その後水洗いをし、乾燥させ、選果作業を経て、最後に梱包されます。
ぎんなんのみずみずしい食感を楽しめるのは、収穫後の短い期間に限られます。果肉を取り除いたぎんなんは、高温と乾燥に弱くなるので、収穫から出荷までの期間をできる限り短くすることが重要です。とても香ばしいぎんなんを食べられるのは、農家の方がスピード勝負で作業をこなす努力の賜物です。
農家の方に聞くと、殻の表面に艶があり、振っても音のしないぎっしり実が詰まっているものを選ぶのがお勧めだそうです。食欲の秋、食卓を綺麗に彩るぎんなんをぜひ味わいましょう。