祝!「静岡のわさび」が農業遺産に認定への画像

【農業遺産認定のため現地調査が行われたわさび田(伊豆市筏場)】

本日(3月14日)、農林水産省が平成28年度農業遺産公募に係る審査結果を公表し、「静岡水わさびの伝統栽培(発祥の地が伝える人とわさびの歴史)」が『日本農業遺産』に認定されました。

静岡県、静岡市をはじめとする県内の12自治体と8農協等団体で構成される「静岡わさび農業遺産推進協議会」では、これから更に『世界農業遺産』への認定に向けて手続きを進めることになりました。

静岡市内や県内のわさび田は、「畳石式」と呼ばれる棚田状のわさび田で、肥料や農薬を使わず湧水の養分のみで栽培する伝統的な農法が継承されています。また、その美しい景観は貴重な地域資源としても重要視されています。

日本を代表する農産物の「わさび」。その中でも特に静岡産は抜群の高品質を誇り、一口味わうと辛さの中にほんのり甘みが感じられます。世界農業遺産へ向けて、静岡のわさびへの注目度がこれからどんどん高まっていくことでしょう。ぜひこの機会に地元産を味わってみてください。

 

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○日本農業遺産とは

日本において将来に受け継がれるべき伝統的な農林水産業システムを有する地域を農林水産大臣が認定する制度で、平成28年4月に創設されました。

○世界農業遺産とは

平成17年から認定が始まり、世界において重要かつ伝統的な農林水産業を営む地域を認定する制度で、各国政府(日本の場合は農林水産省)の承認を経て、国連食糧農業機関(FAO)が認定します。