『家康公お手植えのミカン』ってどんな「みかん」なの?の画像

 静岡市葵区にある駿府城公園内に「家康公お手植えのミカン」があるのをご存じですか?

 このみかんは「ほんみかん」と呼ばれる、鎌倉時代に中国から伝えられたみかんの一種です。言い伝えによれば、徳川家康公が駿府城に在城の間に、紀州(現在の和歌山県)より献上された鉢植えのみかんを、駿府城内に自ら植えたものだそうです。

 香りが強く、種のある小型の実が成るのが特徴で、枝によっては鋭いトゲが発生しているところもあります(写真の黄色の丸で囲った部分)。普段味わうみかんに比べると、爽やかでさっぱりとした味わいです。

 収穫は毎年12月上旬です。今年は既に終わってしまいましたが、「お手植えミカン」の限定配布が毎年行われていますので、機会があればぜひ味わってみてください。