れんこんの収穫、というと泥状の畑で腰まで浸かったり、小さな舟に乗ったりして手掘りをするイメージがありますが、今回取材した「チャレンジれんこん」は一風変わった栽培・収穫方法をしています。
こちらが「チャレンジれんこん」の栽培風景です。
地面の上に青いプラスチック容器が並び、そこからハスの葉がたくさん出ていますね!
これはJA静岡市チャレンジれんこん部会の方々が2016年から行っている栽培で、通常の栽培方法に比べて、収穫作業を大きく省力化できるメリットがあります。
収穫の際は、まず葉・茎を刈り取り、作業しやすくします。
そして、もともと入っていた水を抜き、水流で容器内の泥を流しだします。
容器内に残ったれんこんを切り分けて、収穫完了です!
一つの容器から収穫されるれんこんは20kgほど。通常のれんこん畑から同じくらいのれんこんを収穫しようとすると半日ほどかかる重労働になってしまうそうですが、この収穫方法ではわずか30~40分(取材時は20分ほど!)で収穫できるんです!また、土から引き抜く、掘り出すといった手間がかからず、れんこんを探し出す時間がなくなるのもメリットだそうです。
現在チャレンジれんこんは栽培面積25a(容器172個)と市内のれんこん栽培面積全体に占める割合は少ないですが、今後さらに改良を重ね、広めていきたいとのことです。
こちらで収穫されたれんこんはJA静岡市の「じまん市」各店舗(あさはた店除く)で9月3日(木)より順次販売されていますので、ぜひご賞味ください!(商品名は「JA静岡市産れんこん」となっています)