静岡市久能地区では、温暖な気候と豊富な日照量を利用した促成栽培により冬に植付けされた
「葉しょうが」が収穫の時期を迎え、3月から出荷が始まっています。
ハウスの中は真夏の暑さと湿度で12月中旬に植付けされ、収穫間近の「葉しょうが」が青々と生い
茂っています。茎を持ち引き抜くと、ツバメが飛んでいるような形ををした白い可食部分が出てきます。
JA静岡市久能葉しょうが委員会委員長の祢次金克明さんに葉しょうが栽培について尋ねると「温度
管理と水分量が大事で、一定の温度を保つため気温の下がる夜には葉しょうがの上にビニールをか
けたり、寒い時期に水を与えすぎてしまうと根茎の色が黒くなってしまうため、水分量を調節して
おり、また委員会では植付けから収穫までの日数が決められており、品質を維持している。」と教
えてくれました。
作業場内では、その日の朝に収穫された大量の葉しょうがの爽やかな香りが漂う中、手作業による
洗浄等の出荷準備が行われています。これらは東京の市場等に出荷され、市内ではJA静岡市各じまん市にて販売されています。
地元で採れた旬の味、是非、味わってみてはいかがでしょうか。