“柑橘の大トロ”「せとか」の出荷が始まりました。の画像

 静岡市では、特産の青島みかんの他にも、こん太、不知火(しらぬい)、はるみなど様々な柑橘類が生産されていますが、今回は、濃厚な甘さが特徴の「せとか」を紹介します。
 「せとか」は、「清見」と「アンコール」を掛け合わせたものに、甘くて皮の薄い「マーコット」を交配した品種です。
2月中旬、葵区しづはた地区で「せとか」の栽培を行うハウスを訪ねると、20℃程に保たれたハウスのなかに、黒い袋を被せられた「せとか」がたくさん実っていました。

 収穫前に袋を外すと、中から綺麗に色づいた「せとか」が姿を現しました。黒い袋を被せることで、果実を病害虫から守り、果実の色づきを良くする効果があるそうです。また、果皮がキメ細かく綺麗な橙色をしているため贈答用としても好まれます。

 「せとか」は、その濃厚な甘みと柔らかな食感から“柑橘の大トロ”と表現されることもあり、一口食べると果汁と芳香な香りが口の中に広がります。また、外皮もホロも薄く、むきやすくて食べやすいことも「せとか」の魅力です。

 見た目良し!味良し!香り良し!の「せとか」、是非一度ご賞味ください。
 「せとか」は、JA静岡市柑橘共同選果場(TEL:054-247-7210)または市内一部スーパーで3月末頃まで購入できます。