日本一の漁獲量を誇る由比漁港の桜えび。日本では駿河湾でのみ水揚げされる桜えびは、“しずまえ鮮魚”の代表選手です。桜えびは、日中は水深200m以下の深海で生活していますが、夜になると上層まで浮上してくるため、夕方に出港して夜間に漁を行います。漁法は「船びき網」で、2そうの船で網をひいて桜えびを漁獲します。静岡県漁業調整規則により、産卵期である6月11日から9月30日が禁漁期間と定められており、また、漁業者が自主的に1～3月頃を禁漁としているため、漁期は、3月下旬～6月上旬までの「春漁」と、10月下旬～12月下旬の「秋漁」の年2回、限られた期間での操業となっています。また桜えび漁は、プール制（共同操業）が導入されており、漁業者全員が一体となって、出漁日や日毎の漁獲量を定めるなど、資源管理に力を入れています。

最近は台湾など海外産の桜えびもお目にかかりますが、由比漁港で水揚げされた駿河湾産桜えびは甘味と旨みが違います。桜えびが持つ発光体の数が決め手で、台湾産より１．５倍以上多く、糖度計で測ってみても糖度が高いことがわかります。

他の甲殻類と違ってまったく下処理の必要がない桜えびは、丸ごと食べられます。そして風味も香りも豊かで、カルシウムや様々な栄養素も豊富。新鮮な生桜えびを食べれられるのはしずまえならでは！桜えびをふんだんに使ったかき揚げも、全国から桜えびファンが桜えび料理を食べに来るほど絶品です。ほかにもパスタや焼きそばにそのまま入れても美味しい、“しずまえ”自慢の逸品です！