現代に蘇る 将軍家ゆかりの幻の味わい
家康公とゆかりのある 折戸なす

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初夢に見ると縁起が良いとされる「一富士、二鷹、三茄子」のことわざに登場する「折戸なす」。
一般的ななすよりも果肉が緻密で、コクのある濃厚な味、そして形が丸く、ヘタに鋭いトゲがあるなど現代のなすにはない特徴を持っています。

将 軍家に献上されていた記録が残っており、家康公の愛したなすとしてその名が知られていますが、実は農業情勢の変化により、100年もの間栽培が途絶えてい ました。折戸なすを現代に復活させたのは「折戸なす研究会」。原種だけに形が不揃いで栽培が難しく、試行錯誤の手探り状態からのスタートでしたが、その弛 まぬ努力が実を結び、2007年に出荷を開始しました。
復活から8年、ストーリー性のある作物だけあって清水区ブランドとしての知名度が高まっています。