海の恵みがもたらす 短い旬の幻の味
由比の逸品 倉沢びわ

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清水区由比、旧東海道の景勝地・薩埵峠(さったとうげ)付近の駿河湾を望む斜面に多くのびわが実る光景は、初夏の風物詩です。

海に面した由比の独特な気象条件が生み出す、大粒で濃厚な甘みが特徴の「倉沢びわ」は、完全無農薬で育てられ、一つ一つ手作業による袋がけがなされます。木によじのぼってバランスを取りながら行う作業は、年々高齢化の進む生産者にとって重労働。そのために出荷量が少ないことと、旬が短いこともあって、地元でも「幻の味」といわれています。6月の上旬頃から2〜3週間のわずかな旬を逃さずに、ぜひ一度味わってください。