派手な見た目と繊細な味わい
鯛やヒラメに匹敵する冬の高級魚

濃青色の縁どりと斑点がある鮮やかで大きな胸びれが特徴です。胸びれの一部は脚のように変形しており、海底を歩くように移動します。そんなホウボウの白身は非常に上質で、江戸時代には「君の魚」といって上流階級が食べるものとされていました。現代でもお食い初めの魚としてよく使われています。水温が下がる冬の時期に脂がのって最も美味しくなり、1月~5月くらいにかけて由比や用宗で水揚げされています。刺身にすると脂がとろっとして甘さを感じることができ、煮つけや鍋にするとあらや骨からもいい出汁がでるので素材を余すことなく堪能することができますよ。