JA静岡市玄米品評会が開催されました。の画像

11月25日(火)13時からJA静岡市本店(静岡市駿河区曲金)にて玄米品評会が開催されました。

玄米品評会では、JA静岡市管轄内(静岡市葵区、駿河区)の米農家が出展した玄米(精米する前のお米)を機械による食味検査、JA検査員による外観審査を経て優秀者を決定します。

今年は26の生産者から49点の出展がありました。

機械による食味審査では、タンパク質(甘味)、アミロース(粘り)、脂肪酸(鮮度)、水分量を数値化し、100点に近いほど高評価を得られます。

機械による食味検査を行う、JA静岡市職員

 

食味検査の結果、数値が80点台から下は60点台とばらつきが見られました。
結果を受けJA担当者からは「今年の玄米は、異常気象による水不足や発育不全などで、十分な実りができず小粒なものが多数見受けられた。また、全体的に高温障害による米の白さも目立っている。」とのこと。

左は高温障害の影響で一部が白くなっている玄米。右は高温障害の影響を受けていない、または影響が少ない玄米

 

食味検査の後の外観審査では、49点のうち食味検査上位15点をJA検査員が黒皿を用いて目視でその実の膨らみ、透明度、粒の揃いなどを確認しました。

形や色を視認しやすいよう、黒皿に移して審査を行うJA静岡市検査員

 

その後検査の結果をJA静岡市耕種委員会役員会での承認を経て下記のとおり、優等、二等、三等が決定しました。

【優 等】
・品種:にじのきらめき 生産者:加藤 昭司さま(藁科地区)

 

【二 等】 左から
・品種:歓喜の風    生産者:杉本 秀次郎さま(美和地区)
・品種:きぬむすめ   生産者:杉本 秀次郎さま(美和地区)

 

【三 等】 左から
・品種:コシヒカリ   生産者:鈴木 達也さま(藁科地区)
・品種:にこまる    生産者:漆畑 史朗さま(南部地区)
・品種:ひとめぼれ   生産者:漆畑 史朗さま(南部地区)
・品種:きぬむすめ   生産者:鈴木 達也さま(藁科地区)

入賞された皆様、誠におめでとうございます。
入賞された皆様は、令和8年1月開催予定のJA静岡市耕種セミナーの席上で表彰されます。